この春、卒園された須山さんからの投稿をご紹介します。
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3月11日(日)まさに季節の変わり目のような空のもと、
この日はこどもの家の卒園式でした。
卒園式では、毎年恒例で先生と卒園生が人形劇を見せてくれます。
恥ずかしがりやの息子は、1年前の卒園式の夜も当日の朝も
「 人形劇やるのは嫌だ」と泣いていて、 本当にどうなることかと思いました。
「強くあれ!」 と願いながら本当に見守ることしかできない崖っぷち的状況。
人生にこういうシーンがこれから何度も訪れるであろう事を覚悟し つつ、
その最初がこの幼稚園で良かったと思いながら、 ただ見守っていました。
先生は急かすことなく、いつも通りです。
息子は先生が待ってくれているのもわかっています。
そうやって、この幼稚園で成長を繰り返してきたのですから。
不安と緊張を乗り越えて臨んだ人形劇。
その姿は、 さっきまで大泣きしながら「帰りたい!帰ろう!」 と
最後の角を曲がれずに大変だった姿とは別人のようで、 卒園式に相応しい姿でした。
その後も先生方からの温かい詩やお言葉を頂いたり、
恒例の『黄色いブランコ』も「はずかしいから絶対乗らない」
母はホ ッとしました。
卒園式にしか食べれない先生手作りのイチゴのケーキは、
色んな想いに包まれたおかげで、格別に美味しかったです。
こどもの家で幼少期を過ごせた喜びを胸にいっぱい詰め込んで、
小学校生活も親子共々前進していきたいと思います。
本当にありがとうございました。
須山こずえ